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蜜柑山の急斜面

日記です。

若冲に会いに行ってきました

若冲が来てくれました ープライスコレクション 江戸絵画の生命と美ー」を見に行きました。岩手、宮城と巡回していた間は忙しくて無理で、ようやく福島県立美術館へ。開催会期最後の週末、しかも三連休ということで、始発の新幹線に乗って8時には美術館に着いたのに、なんとすでに行列ができていた。開場までまだ1時間半もあるのに! もともと待つこと覚悟していたので腰をすえて本を開いて読んでいたのですが、定刻より早く開場したので結果オーライ。

生で見る若冲はすごくよかったです。若冲展のいちばんの目玉として紹介されることの多い屏風絵「花も木も動物もみんな生きている」は想像通りによくて、この時代にピクセル表現て斬新だったのかなーなんでこんなふうに描こうと思ったのかなーとか思いながら見たのですが、やっぱり若冲と言えば鶏です。

実際にたくさんの鶏を飼ってた若冲。京都錦小路の青物問屋の若旦那の若冲。絵が描きたかった若冲。40歳で隠居した若冲。いちおう狩野派も学んだけど最終的にオレ流の若冲

というわけで、「アジサイの花と二羽の鶏」がもう、めっちゃ近づいてなめるように眺め回してもまだ飽きないっていうぐらい超絶技巧で、かたちがいちいちちゃんととれてて構図も文句のつけようがないくらい決まっててほんとすげーまじすげーほわあああああああ、ってなりました。「三の丸尚蔵館所蔵の動植綵絵の公開マダー?」って感じです。この前の展覧会はたしか09年、謹んでお待ち申し上げておりますのでなにとぞなにとぞ。

若冲は構図とかたちがかっこいいのが好きだ。ありそうでなかった上手さだと思うんだけど、エキセントリックとか“奇想”と言われるってことは、王道の表現ではなかったってことでよいのかな。少なくとも描かれた当時は。辻惟雄先生の『奇想の系譜』で触れられた後、若冲ブームがくるまであまり語られることがなかったのが不思議なくらいです。美術の教科書にも載ってなかったよね? 『奇想の系譜』を読みたいな。

プライスコレクションの他の作品では、初代歌川豊国など美人図に好きなものがありました。早起きして行ってよかった。

美術館を予定より早く見終えることができたので、午後は高湯温泉に行ってみた。とってもよい濁り湯でした。安達屋や吾妻屋は日帰りは午後早く終わってしまうということで、静心山荘というところで立ち寄り入浴をさせてもらったのですが、あのあたりは雪が多くて、山荘のすぐ脇がスキー場だったそうです。たぶん2006年に閉鎖されたあづまスキー場だと思うんだけど、初心者用のなだらかな斜面だし、しかも国道は閉鎖されるらしいし、こ、これはテレマーク遊びにかっこうの場所なのではないか?!と、心にメモして帰途についたのでした。

追伸

ググってみたら、あづまスキー場跡には山スキーの練習とかで訪れる人がいるみたいです。