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蜜柑山の急斜面

日記です。

生玉子

橋本治を読み始めたのはいつだっけ、と思い返すと、たぶん、「広告批評」に連載されていた「ああでもなくこうでもなく」だった。なんていうか、バブルとか、失われたウン年とか、「時代」っつーものはまさにそのただ中にいる時は見えないものだけど、それがすっごい嫌っていうか、こう、チクチクざらざらした違和感(流行り言葉でいえば疎外されてる感っていうの?)を、まあ、よほど鈍感な人でなければ誰しも感じて、でもそんなことを主張したところで日常生活は変わらないのでそれを飲み込んでみんな日々を暮らしていると思うのですが、で、わたしもそうしているわけですが、内心では世界を理解できないことがすっごいイヤで(理解したいからこそこういう仕事をしている)、そういう若い頃に出合った橋本治は、いまここに立ってる自分を、少しだけ俯瞰の位置に連れてってくれる感じがしたわけです。

というわけで、『秘本世界生玉子』を読んだ話をしたいのですが、(仕事があるのでとりあえずここまで)