蜜柑山の急斜面

日記です。

新年度

昨日、都営浅草線のボックス席に座ってたら、窓際の二人が、営業の先輩後輩っぽいスーツの二人組だった。そして、営業を恋愛にたとえて、その極意の伝授が行われておりました。まずはサンプルを渡す、受け取ってもらえたらこっちのもの、感想を聞きに行くとか、2回目につながるだろう。たしかに。ほったらかしだったとしてもそれはそれで受け取ったのに使ってくれてないの?と恩を売れるだろう? なるほど! 押し切って一つでも成約したらこっちのもの、あとはスムーズに行くよ。まあ、女の子でも一回やっちまえばなんとかなるのと一緒だな! ははは、そうですねー。もちろん釣った魚にえさはやるんだけどね。

おおう、なんという昭和の会話。この二一世紀にこんな古典的な営業精神が伝授されているのかー。今どきそんなんで釣れるクライアントも女の子もおらんやろう。冗談まじりなんだろうけど、お客さんのことも女性のこともバカにしてる感じで、薄目でにらみつけそうになりましたわ。

でもそういえば、こないだ渋谷のど真ん中のおされカフェで、後ろの席の社会人になりたてらしき男女二人組の男のほうが、女は結婚したら働かないで第三号被保険者になってるのが結局いちばん得なんだぜーっていう説をしたり顔で披露していて、おおう、こんなところにも悪しき昭和が……と暗澹たる気持ちになったことでした。たとえ妻が家に入ることを望んだとしても、おまえは第三号被保険者たる妻と生まれてくるであろう子どもをやしなっていく甲斐性があるのかよ、ああん?!(顎をしゃくりながら)