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蜜柑山の急斜面

日記です。

どこまで

演劇 アート

昨日、横浜の赤レンガ倉庫に「日輪の翼」を見にいった。

劇が終わって帰るとき、前を歩いていた二人連れの男子のうちのひとりが、「俺、なにが起こっているかなにひとつわからなかった」と言っていた。

あとでツイッターで検索すると、いろんな見識のある人たちが、中上健次のことを書いていたり(『日輪の翼』は中上健次の小説だ)、「路地でやったら面白い」「皇居前広場でやったら中上も面白がるだろう」みたいなことをつぶやいていた。

私個人としてはなるほどそれは面白そうだと思うが、だからなんだって言うのだ。とも思う。「なにひとつわからなかった」と言った彼が学生なのか働いているのかもわからないが(この公演の情報にアクセスできてわざわざお金を払って見ているということはそれなりに文化資本を持っているのだとは思うが)、彼はこの夜のことを忘れてしまうのだろうか。それとも中上健次の本に手をのばしてみたりするのだろうか。