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蜜柑山の急斜面

日記です。

realsound.jp

何層にもねじれた幸夫の自意識の裏側には、陽一のような屈託のなさを身につけていれば周りの人間や夏子とも上手くやれていたのではないか、という思いが渦巻いているわけです。彼が持つそのような“自意識の歪み”は、私の中にもあると思います。 

夏目漱石の妻」で長谷川博己漱石として演じてみせた、素直に「愛している」「愛してほしい」と言えない自意識のねじれとつながるなあ。というか、19世紀の終わりに漱石の胃をすりつぶした自意識が、21世紀のいまになっても「永い言い訳」の衣笠幸夫を悩ませているということか。。。近代、恐ろしい。。。知らんけど。